2014年3月29日 (土)

甑島

ちょっとした調べ物で南国交通を調べてたら、いつの間にか甑島のバスが南国交通の運行になっていたのが判明。そうなんだ・・・。
僕が初めて乗ったときは、甑島が薩摩川内市に合併された直後で、車体には「薩摩川内市営」と書かれ、車内には「上甑島バス企業団」のプレートも残ったままの状態。

ウィキによれば元々薩摩川内市営だったものをコミュニティバス化して南国交通に委託してるとのこと。公営交通の民間委託ってとこだろうけど、何を以ってコミュニティバスなのか。そして、このような過疎路線だと民間が撤退して渋々自治体が運営(撤退した民間に委託)というのが多くの流れだろうが、なんとなく都市部の不採算路線の民間委託のような形を思い浮かべる。

201403292_1
中甑港に停まる薩摩川内市営バス。
201403292_2
甑大明神橋を行く。

渡島の日、串木野駅から串木野新港まで歩いた。行けども行けどもフェリーは見えない。数少ない人影を見つけ訊ねるとフェリー乗り場は別の場所とのこと。
そうとわかって慌てた慌てた。早足で2キロ以上離れたフェリー乗り場へ。もちろんタクシーなんか走ってない。何とか出港10分前に着けたけど、間に合わなかったらどうなったことか…。

今宵の宿は上甑・里港目の前の甑島館。飛び石連休とあって客も少なく、18時過ぎにチェックインしてシャワーを浴びてからレストランへ行くと既に最後の客。「待ちました?」と聞いたら「ええ」と正直に答えられた。(^^;;
メニューにきびなごの刺身。傷みが早いため産地以外で生で食べられる機会は少ない。焼いても美味しい僕の好きな魚のひとつ。

翌午前中は上甑で過ごし、午後は下甑へ向かう。宿を手打の民宿に取るが、船を降りてからの足として事前に調べたバスの時刻が停留所に表示されてなく焦った。どう考えても最新版は今見ている停留所のはず。ヤバい…。
慌てて公衆電話の電話帳でタクシー手配。こんな島にもタクシー会社が2社ある。

えっ? 1件目に電話すると「今はやってない」とのこと。ナニナニ??
2件目。「今走ってるから20分ほど待て」ということでOKとなる。
四角タクシーというこのタクシー会社。ドライバーの話では「島に1台しかない」とか。おまけにドライバーも彼一人。え、それでタクシー会社って成り立つの? 「365日、いつ予約が入るかわからない。夜中にスナックから電話があったので行けば、酔って歩けない客をちょっと運んで千円程度。月に五万しか稼げないときもある」と嘆いてた。そして「もう1つあった会社は宅配便に浮気して、そっちが本業になっちゃってるよ」と。なるほど、荷物は恒常的にあるから収入は安定してるのか。

離島の交通機関としてのバスの厳しさは百も承知だけど、タクシーの厳しさにも恐れ入った。確かに需要は少ないのかもしれないけど、バスにもできないニッチな需要にも応えられる手段として、もう少し暖かい手を差し伸べられないものだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月27日 (金)

小笠原観光

ケガ・体調不良…小笠原観光、中高年にはハード
2011年に世界自然遺産に登録された小笠原諸島(東京都小笠原村)では、登録以来、訪れる観光客に変化が起きている。
これまでは夏に訪れる若者が中心だったが、40代以上の「中高年層」が1年を通じて訪れるようになった。オフシーズンもにぎわうことで観光産業は活気づくが、思わぬトラブルも続出しており、地元は新たな対応を迫られている。
◆売り上げは倍増
小笠原村観光協会によると、11年度に定期船「おがさわら丸」で島を訪れた中高年の観光客は1万4507人。前年度の1・3倍に増えた。地元の観光業界は、「年間の売り上げが1・5倍になった」(民宿・ヴィラシーサイド)、「オフシーズンの売り上げが倍近くになった」(マリンレジャー・小笠原ツーリスト)と喜ぶ。
ところが、けがをしたり、体調不良を訴えたりする中高年観光客が増えている。地元の旅行会社などによると、トレッキングに参加した高齢男性が転倒して足を骨折したり、イルカを観察するツアーに参加した高齢者が船酔いに苦しんだり……。体力を要求されるダイビングやトレッキングなどが中心のため、「内容がハードすぎる」と体調不良を訴える中高年も少なくない。
(2013年12月22日14時06分  読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131222-OYT1T00194.htm

某バス会社に勤める旧友が小笠原フリークで(事務系のくせにそんなに暇なのか?ウラヤマシイ…)、そいつに感化されて僕も足を運んだ。1度行けばお腹いっぱいと思ったけど…ハマった。

文化遺産に登録された小笠原は他の遺産同様に物見遊山で賑わい、25時間船に揺られる根性があるヤツが集う島では既になくなった。そういう意味では遺産騒ぎになる前に1度は訪れておいて正解だった。
遺産人気だけで訪れて結局は文句だけ言うヤツが多いんだろうなぁ。それでは島が可哀想だ。島のトレッキング、悪いけど地面は土と思わない方がいい。火山灰の堆積と思わなくちゃ。内容がハードって、それや水平距離と垂直距離が同じ坂道を40分歩くのだから。海岸に降りるってことは、同じ道を上ってくることなんだよね。町を外れたら水道なんかない。水は持ち歩く。夏場は1日4リッターくらいは必須だよ。イルカを見るってことはプレジャーボートに乗って遥か沖まで行くこと。1人の船酔い程度で陸地には戻らない。イヤでも船の上で3~4時間過ごす。その程度の覚悟が必要なんだから。

ちなみに大怪我すれば島の診療所では対応不可。自衛隊出動で飛行艇の世話になることすらある。それくらいの予備知識は持って行ってほしいね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)