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2014年1月14日 (火)

福丸駅

「駅」といえば鉄道の停車場を意味することが一般的。だけど歴史を紐解けば近代の鉄道に限らず「律令制で、官道に設けて公の使いのために人馬の継ぎかえや宿舎・食糧などを提供した所」となる。つまり駅は鉄道に限ったことではなく、バスにも「駅」を名乗るところは、いわゆる「駅前」を意味する以外にも、けして珍しいことではない。
微かな記憶では、宇和島自動車の「城辺バスターミナル」に駅の表示があったはずだが、今ネットで調べると、施設に駅の文字はなかった。街中の標識に「←バスターミナル城辺駅」というのはあり、おそらくかつては施設にも駅の文字はあったのだろう。

国鉄バス(JRバス)の場合、やはり鉄道からの流れか駅を名乗るバスターミナルは多い。その中の1つがJR九州バスの「宮田町駅」。宮脇俊三氏の著書によれば、鉄道駅よりも名の通ったバスの駅だったようで、バスも町の中心的存在になり得るのである。博多直通路線が走ってたからこそかもしれない。なお、2008年に「宮田」に改称されてしまった。

同じ博多からの路線にあった自動車駅の「福丸駅」。ここの駅舎は円形で非常にユニークな形であったが、2009年に取り壊されてしまった。
デジカメ画像を整理してたら懐かしい写真を見つけた。
20140113
2006年のGW、九州へ鉄写真を撮りに行った際に暇つぶしに乗った博多発の直方行きの一般路線バス。西鉄の高速バスではなく、あえて路線バスを選んだ。上に見える屋根が丸いのが円形駅舎を物語っている。このときは日も暮れてしまったので(画像はかなり補正してるが19時近い)駅舎の写真も撮らず仕舞い。今から思うと残念なことをした。そんな駅舎を画像を探したらここで見つかった。
ちなみに上空から見たのがこの写真。
Fukumarueki
今日現在、ヤフーの地図で見ることができる。残念ながらグーグルは取り壊し後の空中写真だった。

福丸駅での撮影は、時間調整で2~3分停車した際に降ろしてもらったもの。バスの写真を撮ってると運転士が話しかけてきた。そのときに「汽車倶楽部」の存在を教えてもらった。「直方に泊まるなら行ってみたら?」のお誘いも虚しく、その日は小倉のBHに収監される予定だったので断念。ま、直方に20時近くに着いたのなら泊まると思われても仕方ない。「いや、今日は小倉で…。今度来てみます」との約束も果たせないままである。

ところで、直方駅に着いて列車で小倉へ向かおうと改札を入ると、バスに忘れ物をしたことに気付いた。ありゃりゃ、列車はもうすぐ来るし・・・と思ったものの、近くの直方自営に顔を出す。なんせ待合室と車庫を兼ねたような建物だから、ふつうの人なら窓口が閉まってたら右往左往しそうなところを、バス屋なんだね、いとも簡単に2階の事務所を見つけて忘れ物をしたと申告。さらには「自分で捜しに行きますから」と、バス車内に潜り込んで無事回収。おそらく何台も停まってるどのバスに乗ったかも、ふつうの人なら解らなかっただろう。
そんな直方自営も、区画整理のために閉鎖され、福丸駅の敷地内に移転したそうだ。

九州は遠いけど、JRの路線バスが健在な姿を、また見に行きたい。

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