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2013年12月 3日 (火)

国民宿舎

国民宿舎と言うと、かつては時刻表にも掲載されていたリーズナブルな公共の宿だった。地方自治体が経営する公営と、国立公園協会が指定した民間宿(民営)などがあり、どちらも2食付きで安く泊まれ、ユースホステルはちょっと…と思っていた僕には手頃な宿だった。

学生時代から独り旅が多く、しかもガチガチな予定を組まない旅行が多い上に、BHのほうが気軽と思い始めて国民宿舎の経験は多くはないけど、幸か不幸か少ないながらも両極端な印象が残っている。
1つは高知の桂浜荘。畳敷きだけの部屋に通されたことが印象深く、やっぱ国民宿舎はダメだな、と思ったものだ。今はどうかと思ってネットで見ると宿は健在。それも建て替えているらしく昔の印象は残っていない。これなら再訪もしてみたい。
宮崎のホテル高千穂はよかった。昔の印象とちょっと違うんだけど、建て替えているのか、もしかすると施設自体が違うのか?学生の独り旅で泊まっており、しがない学生にも面倒を見てくれた。

先週末、ふと思いついて箱根へ行くことになった。「紅葉が見たい」と相方の一言。その前の週に京都へ行くつもりだったけどどうしても外せない所用でキャンセル。まぁ、一家で出かけて10数万円の出費だけに、それはそれでヨシ。その穴埋めに近場の箱根へと言うことだ。でも思いつきで土曜の当日に宿が空いてるのか?
楽天やじゃらんのサイトで探せば空きがないわけではないが、どうしても高い部屋か価格不相応の施設しか残っていない。そんなとき僕が探すのは公共の宿。宿泊予約サイトに流さず自社サイト(or電話)でしか受け付けてないから、ネット社会から置いてけぼりにされた分、電話で問い合わせる時代錯誤の予約方法で空きが見つかるわけだ。

そして見つけた箱根太陽山荘という民営国民宿舎。強羅駅から徒歩5分ほど。サイトを見る限りお世辞にもきれいな宿とは思えないが、問い合わせると空きはおろか、この11月の紅葉シーズン(終盤だけど)に1人1万円との返事。しかも空いてると。その場で予約を済ませ、いざ旅支度だ。

外観の古さは、1942年の造り。それも国指定の有形文化財とのこと。古いと言っては失礼で、歴史ある建物と言うべきか。料理も豪華とはほど遠いが、山の上でマグロを食っても仕方なく、腹を満たすには十分すぎた。この程良さが結構気に入った。
そして何よりもお湯がいい。露天はないけど岩風呂と木風呂があって朝夕で男女入れ替え。夜は男が岩風呂で、乳白色のお湯が気持ちいい。源泉かけ流しだから、願わくば24時間、そうでなくても22時に終了ではなく24時まで入れたらありがたい。
ただ1つ残念なのは、昔ながらの造りだけに壁が薄いこと。隣の部屋の男性3人組の声が何となく伝わってくること、ドアの閉める音が響くことなど、古いだけの欠点も少なからずある。トイレ共同は仕方ないけど部屋に洗面がないのも少しマイナスかもしれない。でもお湯と、その浴室の雰囲気は気に入っており、なんとなくまた泊まりたいと思える国民宿舎であった。

強羅温泉・箱根太陽山荘HP

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