« 2012年10月 | トップページ | 2012年12月 »

2012年11月

2012年11月25日 (日)

懲りない面々~人の振り見なきゃ

バス会社としてのウィラーが行政処分を受けたそうだ。ウィラートラベルのHPにその旨を記載している。
Photo

営業区域違反なんて大手ならともかく珍しいことではないと思うけど、あえて公開するということはパフォーマンスかなと疑ってみたりしてhappy01
8月6日付の行政処分はどうだったか覚えてないけど、降車専用停留所から運行したのか疑問だなどとネットでは噂される中、処分理由の信憑性すら疑われる会社なんて、どこまで信用していいのだろうか。

それはさておき今回の処分理由、営業区域違反について。
第1配車場所を営業区域としていたが第1配車場所からの乗車がなく、最初に客が乗ったのが営業区域外だった、という。これはツアーを企画していて越境集客する際に起こり得ることであり、ツアー会社としても注意を払わなくてはならない事案である。ツアー企画会社とバス会社が同一と言って過言ではないウィラーにとっては、弁解のしようがない失態と言っていいだろう。

ところでこの事例は、先般のハーヴェストツアーの処分の際にも問題になっていた。(参考:トラベルビジョン 2012年6月18日付け ハーヴェスト、行政処分予定の再考求める-観光庁の聴聞で陳述書
ということは、観光庁の見解としても第1配車場所に客がいないために営業区域外から営業するのはアウトであり、この話題は関係業界であれば多少なりとも耳に入っていただろう。ましてツアーバス協議会の仲間ではないか。その時点で気を引き締めないでどうする。結局はバレなければいいのか。

モノのついでに書いておくと、添乗員(≠客)だけが営業区域内から乗車して本来の客は営業区域外からしかいないというのもアウトである。誰か関係者を1人だけ乗せて第2配車場所で降ろすのも認められない。(参考:全旅協HPから国交省自動車局通達

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年11月20日 (火)

「はかた号」ついに北九州地区乗り入れ

“キングオブ高速バス”を永年誇ってきた西鉄の「はかた号」。キングの座は西鉄と西武の「ライオンズエクスプレス」に譲ったけれど、エアロキングで走るので、まだキングの座を死守してる・・・というのはこじ付けか?

さて、運行開始以来2都市間輸送に徹してきた「はかた号」が、ついに北九州地区へ乗り入れることになった。
http://www.nishitetsu.co.jp/release/2012/12_117.pdf
おそらく新たな需要を求めてのことだと思われる。残念ながら福岡だけでは採算ラインを満たすには心もとないということだろうか。

リリースを見てあらためて知ったのは、これまでずっと中央道経由だったこと。京王との共同運行時の名残ではあるけど、これまでも新名神開通時、そして新東名開通時と、少なくとも2度の所要時間短縮の機会はあっただろうに、なぜ付け替えなかったのか。300キロ超で大臣事案だから面倒と思ったのか。
でもそのおかげで今改正では、福岡~新宿間の所要時間を変えることなく、つまり既存客に影響を与えることなく停留所新設=新規需要の発掘がなされる。計算づくだとしたらさすが西鉄だ。

距離や時間を考えると乗る気になれない系統だけど、西鉄としては2つの東京系統。これからも末長く頑張ってもらいたいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年11月15日 (木)

大学全入時代

田中真紀子文部科学大臣の大学不認可騒動は賛否両論あるようだ。かく言う僕はどちらかというと“賛”のほうである。
認可申請の前段として関係部署との打ち合わせというのはどの業界にも付き物だろう。その時点で内諾をもらっていざ正式な申請書の提出となる。その申請書の宛て名は、文部科学大臣であったり、うちの業界で言えば国土交通大臣だったりするわけだ。なので、いくら実務は事務方が施しているとはいえ最終権限は大臣にあると言っても過言ではなく、あくまでも名目上はそうなっている。

ところが今回、その最終権限者がNOと言ったら問題となった。
企業でもなんでも、トップは実務担当者の決定事項を追認し、何かがあれば責任を取るものである。逆に実務担当者はトップの意向(会社の方針など)を常に考えながら、その方針に沿うように仕事を進めるべきである。

そうは言っても数ある事案の1つ1つににトップ(ここでは大臣)が関心を示すはずもなく、ふつうはそのまま事前打ち合わせ・内諾をトップが追認するのがこれまでの流れだった。ところがどっこい、個性豊かな田中氏のこと、勝手に進められた無責任な事務手続きを覆す判断を一度は出したわけだ。

このような役所の手続きに恩恵を受けてるのはどの業界にもあることだけど、最終権限者がNOと言ったことが、なぜこれだけ問題になるのかがわからない。本来の権限者が発したのだから、それはそれで当たり前のことなのに。申請書が提出される前に水面下で認可の内定が出ていることのほうが、それこを官民の癒着と問題視されてもおかしくないだろう。

不認可にした理由として大学の乱立があるという。これは僕も感じている。特に地方の大学ほど経営が苦しく、また経営不振の大学がニュースになっている渦中で大学の新設なんておかしいと思うのは田中大臣だけではない。
こうなったら認可条件として「経営不振になっても救済措置を行わない」くらいの条件を出してもいいのではないかと思うのだが、さすがにそれはやり過ぎなのだろうか。大学全入時代と言われる昨今、無闇と増やせばますます大学のレジャー化が進み、とりあえず学卒資格を取ったロクでもない人ばかりが社会に出てくるような気がする。ピンキリはあるけれど、もっと大学には威厳があっていいのではないか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年11月 4日 (日)

初任給

井笠鉄道の経営破綻の受け皿となった中国バス・・・というか両備グループの代表である小嶋光信氏のメッセージが、一部マニアの中では物議を醸している感じだ。中身は「井笠からの転職者が初任給からのスタートになる」ことへの驚きである。

中途入社の人に年齢や経験を配慮した給料を与えるのが当たり前と言わんばかりだけど、実のところ、バス会社では初任給からスタートする会社は少なくない。そもそも運転士は転職者が当たり前の業界であり、新卒で養成するという概念のない業界である。(最近はそうでもない会社もあるけど。)
また年齢も幅広く、おまけに受け入れも不定期だし、一筋縄ではいかない事情があるらしい。会社によって内情はいろいろあるだろうけど。

とあるバス会社のエライ人も「バス業界に年齢給は不似合」と言っていた。単純に50歳だからいくら、25歳ならいくらと決められないというわけだ。同一職種同一賃金の概念もある業界だし、いくら事情のある転職者とはいえ、100人の運転士がいれば過去に1人くらいは前の会社の倒産で転職してきた人はいる。その人とのバランスもあるだろう。

両備だけが特殊な会社ではないわけだが、運転士の約半数が再就職を辞退したってことを考えると、中国バスの初任給は相当安いのだろうか。だからと言って国などが差額を補てんせよという考えにはならないんだけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年10月 | トップページ | 2012年12月 »