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2012年7月

2012年7月26日 (木)

何か起きないと騒がない民族

高速ツアーバスの事故の犠牲者の方たちが、国に対して質問状を提出したとのこと。「国の対応が後手に回ったのではないか」ということらしい。

お上に対して贔屓目に見るわけではないが、規制緩和は世の流れであった。だから規制緩和したことを疑問視することは世の流れを否定することになるので、国民の立場からすれば発するべきではない。
だとすれば、会社の実態を知らずに経営許可を出したことが問題なのか。
これとて、書類が整備されていれば断る理由がない。断れば断ったでそれが問題視された。
総量規制を撤廃したのも世の流れ、国民の声であった。「競争がサービスアップにつながる。ダメな会社は自然淘汰される」と、今にして思えば絵に描いた餅をまじめに主張していた国民も少なくない。

結局、法の網の目をかいくぐる悪質な事業者が横行した。そして、その安さに飛びつく儲け第一主義の旅行会社があった。

業界に身を置いていたからこそ、似非高速バスの危険性は知っていた。もちろん路線系だって事故はあるけど、何かあってからの対応の違いは事あるごとに主張してきた。だけど国民の声は「安い方がいいじゃん」だった。万が一の事故なんて、そう起きるわけではない。まして自分の身に降り注ぐなんて確率はどれだけのものか。
心配性の僕は○万分の1と例える前に“事故に遭うか遭わないかの2分の1”と思うこともあるけど、それは極端にせよ、万が一のためにたかが交通手段に数千円も多く払ってられないと思う人が少なくないからこそ、似非高速バスは成長したのだと思う。

そして事故。
安さの裏のリスクが表にやっと見えたのである。しかし、今回の被害者も、事故がなければ今後もふつうに似非高速バスを使っていただろう。安いから安いなりの対応しかされてないことに気付かないまま。
そしていざ何か起きたら騒ぎだすというのはいささか腑に落ちない行動だ。これまで安さの恩恵を受けていたことがすっかり忘れ去られている。気持ちはわかるが、その背景には世の流れがあったこと、そして国の無策や後手の対応が主原因ではなく、あくまでルールを守らない事業者の問題だということはしっかり知ってほしい。

何かあって初めて気付くグレーな商法。このツアーバスばかりではないが、グレーと知った時点で取引するのを躊躇うくらいの民族にならないものだろうか。

参考までに、安全も消費者の自己責任で確認すること。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070608/126834/?rt=nocnt
個々の事例はわからないまでも、正規の高速バスと似非高速バスの違いはずいぶんと前からネットで語られているのだから、もう少し周知していてほしかった。

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2012年7月13日 (金)

公営タクシー

年収の官民格差 バス運転手は公務員677万円、民間435万円
NEWS ポストセブン 7月12日(木)16時6分配信
国家公務員の本当の年収は808万5000円で、民間サラリーマンの平均412万円(2010年の国税庁の民間給与実態統計調査)と比較し、約2倍との指摘があるが、同一職業の官民格差を見てみよう。運転手の例を比較する。
【職種/公務員/民間】
バス運転手/677万1512円/435万5600円
自動車運転手/628万2816円/342万円
タクシー運転手/628万2816円/290万3400円
公務員は「地方公務員給与実態調査」(総務省・平成23年)
民間は「賃金構造基本統計調査」(厚生労働省・平成23年)
※週刊ポスト2012年7月20・27日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120712-00000013-pseven-soci

バスや自動車運転手はともかく、公営のタクシーってあるの?

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2012年7月11日 (水)

やっぱり日雇いなの?

北陸信越運輸局 緊急講習会
バスの利用客が増える夏休みを前に、北陸信越運輸局は11日県内の高速ツアーバスの運行している事業者を対象に緊急講習会を開きました。
これは、高岡市の女性3人を含む乗客7人が死亡した関越道の高速ツアーバス事故を受けて先月、国交省が定めた緊急対策の一環として開かれたものです。
11日の講習には、県内の貸切バス事業者で高速ツアーバスを運行している3つの会社から5人が参加し、北陸信越運輸局の職員から夜間、運行距離が400キロを超える場合や1人の運転者の乗務時間が10時間を超える場合に交替の運転者が必要になるなど新しい基準について説明を受けました。
受講した人からは、「繁忙期には運転手がなかなか集まらないこともある」と戸惑いの声も聞かれました。
(2012年07月11日 11時27分)
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20120711112836
最後の1行が気になる。「運転士が集まらない」・・・? 日雇い運転士であろうはずあるまいに、なぜ繁忙期に集める必要があるのか。おかしくないかい?

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2012年7月 2日 (月)

高速ツアーバスワンマン規制400キロ

高速ツアーバスの夜行便のワンマンで運行可能なキロ数が400キロになりそうだ。これまでツアーバス業界では450キロと、国交省に先んじて自主規制を発表しただけに、さらに強化されたことで戸惑いはあるようだ。
一応、一定のレベルを超えれば500キロまで認められそうだけど、ツアーバスの運行に駆り出される事業者の何割かは、このレベルに達していまい。そうなると、その程度の事業者は自然淘汰されるか、逆に今まで同様、知らなかった振りをして走っていることになるだろう。確かに日雇いではないが、某市のコミュニティバス(非私鉄系バス事業者が運行)の運転士は、週末だけ駆り出されるワンポイントの運転士、つまりアルバイトとか。平日は別のところで働き、週末だけコミバスの運転をする。結局のところ、バレなければいいという事業者がまだ存在するのだ。

ところで、ウィラートラベルのサイトを見ても乗務員数が表示されるようになった。ただ、例えば東名間のような400キロギリギリのところでは2名、1名が混在する。明らかに400キロ越えでも間に合わないのか1名というものもある。

別のツアーで怪しいのはある。400キロより若干下回るのではないかという距離なのだが、東名間のように昼行と夜行を組み合わせて運用してるであろうツアーだ。たしかに390キロ台でセーフと思うけど、この運転士は朝東京を発って名古屋へ着き、仮眠後、東京へ戻るパターンだ。これがワンマンだと、現行では16時間の規制に引っ掛かる可能性があるし、現地で8時間の解放が取れているかも気に掛かる。さらに、往路昼行復路夜行で1行程800キロ(+回送)をワンマンで走るのだから、片道だけを見て判断をするのは非常に危険。
こうなるとこのツアーの運転士はどういう行路で運行してるのかまで記載する必要が生まれてきそう。キラキラ号の海老名SA乗継なんて技も見えてくるようで、ある意味、マニアには面白いこといなるかも。

正式な運用はこれからだけど、真実が掲載され、裏工作がないことを願う。

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