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2010年3月28日 (日)

国道がまたも・・・

重要なフェリー航路がまたも消えようとしている。伊勢湾フェリーの廃止の話題だ。

伊勢湾フェリー、9月末に撤退 高速料金引き下げで利用者減
2010/3/25 3:00
三重県鳥羽市の鳥羽港と愛知県田原市の伊良湖港を結ぶフェリーを運航する伊勢湾フェリー(鳥羽市)は24日、9月末で同フェリー事業から撤退すると発表した。1964年から渥美半島と伊勢志摩地域の間の観光航路として利用されてきたが、高速道路料金引き下げの影響などで09年度の利用者は約45万人と前年度比24%減となり、採算悪化から廃止を決めた。
鳥羽市は同日、「地域経済への打撃が大きい」として対策本部を設置、25日に野呂昭彦三重県知事に航路存続を訴える予定。田原市も24日、国にフェリー存続の支援を要請することや愛知県に伊勢湾フェリーの伊良湖港の施設使用料の免除を要請することなどを決めた。25日にも神田真秋知事や民主党の愛知県連に要望書を提出する。
(日本経済新聞)


会社に伊勢湾フェリーから通知が届いたときは口あんぐりだった。
「伊勢湾フェリーよsign01お前もかsign03

伊勢湾フェリーは関東エリアのバス会社にとってはナイスなポジションにあり、伊勢方面へ行く際、うまい具合に短絡してくれる。陸周りでは距離が出てしまい2名乗務を心配する場合も、フェリーを使うことで距離を縮められた。
東京ICから伊勢ICまで、高速を使うと460キロ余りだ。前後の一般道走行区間を60キロとして、現在の1人乗務換算キロ方式を採用すると460+60×2=580キロ(実測520キロ)となる。
ところが東名を浜松ICで降りて一般道を進むと、東京~浜松230キロに浜松~伊良湖80キロ+その他の一般道60キロを加え換算でも510キロ(実測370キロ)程度で、十分ワンマン運行が可能な距離になる。埼玉、千葉のバス会社なら尚更この恩恵は見過ごせない。

お客様にとっても高速経由は丸一日走れ走れで行くのに対し、フェリー経由だと変化に富む、観光バスには打って付けのコースでもあるのだ。東京エリアを朝出れば浜松周辺で昼食。名物ウナギを食するにちょうどいい。豊川経由で行っても豊川稲荷参拝というコースが組める。そして渥美半島を伊良湖に向けて海沿いを進めば、ガイドさんから「karaoke名も知ら~ぬ遠き島より・・・note」の歌でも聞こえてこようというもの。船に旅情が云々というのもそうだけど、まさに道中を楽しめるのが伊勢湾フェリーの存在なのだ。

そして忘れてはならないのが「海上国道」という点。国道42号線は浜松から和歌山を結ぶ道路で、その間にこの伊勢湾フェリーを介している。たとえ民間でも国道の一部を成している以上、国が支援するのは必然ではないか。いずれフェリーと並行するように伊勢湾口道路ができるとはいえ、少なくともそれまでの間は国が維持して当然と思える。

各地で重要なフェリーが次々と消えている。なのに表立った国の支援が見えない。高速道路は全国の話題でも、フェリーは一地方に過ぎないということか。だから国も大きく動かないのだろう。報道機関も観光船の廃止といったイメージではなく、国の偏った政策のために、地元民にとれば東京の山手線くらい重要な足が消えるくらいの勢いで報じてほしい。

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