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2009年7月

2009年7月30日 (木)

バスツアーの行程を吟味する

とある旅行会社の募集広告。新聞で見て驚きを隠せなかったので、あらためてサイトで確認した。コースを紹介すると…

出発地:関東発 設定期間:9/7~10/28
ラストチャンス利尻島・礼文島3日間=シーズンの最後だから出来たこの価格!!!=
旅行期間 3日間 49,800~58,800円
1日目
羽田空港(9:00~10:30発)→→新千歳空港==北防波堤ドーム(車窓)==稚内(泊)
バス走行距離:約370㎞
2日目
ホテル==稚内港~~香深港==礼文島観光【スコトン岬・桃台・猫台・元地海岸】==香深港~~鴛泊港==利尻島観光【オタトマリ沼・姫沼・仙法志御崎公園】==利尻島・利尻富士温泉(泊)
バス走行距離:約70㎞
3日目
ホテル==鴛泊港~~稚内港==稚内公園==稚内味覚バザール(ショッピング)==宗谷岬==猿払=<オホーツクライン>=新千歳空港→→羽田空港(20:35~22:45着)
バス走行距離:約450㎞

1日目。距離から察して日本海オロロンライン経由のようだ。羽幌線時代に一度乗り、その後、天売・焼尻を訪れた際は沿岸バスに揺られたことがある。
しかしこの距離は東京からだと岐阜あたりに匹敵し、高速道路でも休憩加味して5時間の距離に、半分は一般道のこの区間を一体時速何キロで走り、何時に稚内に着くのだろうか。ナビタイムで検索すると10時間半と出た。仮に羽田9時のフライトに乗り11時には新千歳を出発したとしても、到着は21時半? 実に恐ろしい行程だ。
百歩譲って実際は何時頃だろう? とても18時前に着くなんて考えられない。休憩含めれば20時か? 真っ暗闇のオロロンラインを走って旅行者は楽しいのだろうか。北防波堤ドームはライトアップくらいあるのかな? ま、ここは明朝見ればいいけど。

2日目。船は7時30分発だろう。下手すりゃ6時半? まあそれはなかろうけど結局宿を出るのは7時頃。朝食もままならず、「出発の準備をして朝食会場へどうぞ」となるのかな?
礼文島では正味4時間の観光で利尻島へ。この日は利尻島泊まりだから、まあ、駆け足で観光しようとする向きは妥当かもしれない。

最終3日目。鴛泊港は8時40分発。10時半に稚内を出て稚内公園と稚内味覚バザール。ここはどこか知らないけど、宗谷岬への道順だろう。その宗谷岬は12時頃かな。そしてオホーツク沿いに下って猿払~高速経由で新千歳空港へ。岬から新千歳空港までこれまた400キロ。10時間は優にかかる距離なのだ。なのに羽田は早くて20時半? 新千歳19時ということは、稚内から直行しても間に合うか間に合わないかの瀬戸際じゃないか?

一体誰がどうすればこのような行程を組めるのか不思議でならない。おそらく郊外道路は実測の時速70キロ程度で計算されていると思うが、速度超過を前提とした行程なんか、よくバス会社が受けるよなと思う。このあたりのことは鉛筆転がしの体験者がよくご存知と思うが、北海道ではこれが日常なの? 最低でも最高速度で計算、実際に早く着いたらその分お客様に還元(滞在予定時間の延長)で済ますのがツアーの基本形と思うのは、もはや間違っているのだろうか。
そもそも道北へ行くのに新千歳利用は腑に落ちない(この旅行会社に限らないけど)。新千歳イン・アウトは便数も多くツアーには安く叩けることは百も承知。だけどその結果がお客様につまらない行程を強いていよう。ツアー内容からして本来なら稚内直行便利用、せいぜい旭川便+オロロンラインが妥当だ。その結果ツアー代金が2万3万アップしても、それはお客様満足度に確実に跳ね返る。高いツアーに客は来ないというのは企画内容に自信がない者の言い訳だ。安さだけで釣るなんて、ほんと騙されるお客様が可哀想でならない。
設定も9月10月と2ヶ月にわたる。シーズン最後とは言うわりには随分幅がある。せいぜい行くなら9月中旬までか。10月下旬になれば紅葉も終わって殺風景な景色しか楽しめないだろう。ただ「行った」という足跡を残すだけならいいけど、いい思い出を作りたいなら、よくよく吟味する必要がありそうだ。

顧客満足度を上げるのは難しい。でも、利益だけに走って満足度は二の次であってはいけないはず。旅行する側も賢い目を持つようになろうではないか。

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2009年7月29日 (水)

PCダウン

家ではノートPCを使ってこのブログに書き込んでいる。
そのノートPCは外に持ち歩くことも少なくないけど、家での利用率のほうが圧倒的に高い。そうはいっても一ヶ所に固定してるわけではないので、どうしてもコネクター部分に破損が生じてしまうことはあるようだ。それは以前にもこのブログで触れた。

で、またアダプター付近の障害か、充電が思うようにできない状態になった。あれやこれやと騙し騙し使っていたけど、ついに出張先のホテルで完全アウトに近くなった。家で原因を探ることもなかったけど、他にすることのないホテルでじっくりと観察をする。
すると、なんとアダプターのピンが折れてしまい、通電しなくなっていた。

仕方なく出張から帰った翌日に、購入店舗でもある家の近くの家電量販店に持っていき、即刻ドック入りとなった。
思えば、2~3年前の購入当初からアダプターの接続部分はグラグラしていた。こういう製品なんだと思いながら使ってきても大丈夫だったので気にはしていなかった。
ところが、いざ直って肝心な部分を見てみると、しっかり固定されているではないか。こりゃ購入当初不良品を掴まされたかなと思うこと仕切り。ま、今になってはなんとも言えないから泣き寝入りするしかない。

というわけで約10日間の日時と諭吉2枚が財布から消えて我がPCは我が家に戻ってきた。ま、かつて月給とほぼ同額の費用でリカバリーをしたことを思えば、物損修理、2万円で済むなんて安いものだと思うしかあるまい。

それにしてもPCがあると寝不足になる。結局は夜になるとPCとにらめっこしてる自分がいる。どうにかならないものか…。

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2009年7月20日 (月)

民主党も…

政権交代を目前に控え、民主党も公約を掲げることに余念がない。今朝の新聞にも公立高校の学費無料化が一面を飾っていた。
しかし、誰もが心配してるとおり、その財源は正直不明だ。配偶者控除の廃止など大きく発していないものもあるし、目立つといえば「無駄な公共工事の見直し」などという、ややぼやけた内容のものしかない。
しかも、なにが無駄でなにが必要かも語られていない。群馬のダムにしても、地元にすれば今さら白紙に戻されても、今まで経過した数十年間をなかったことにするのは不可能なのだ。いかにも一部の犠牲より大衆のウケを重んじる政策を推進する、今どきの政治手法だなと感ずる。

バス屋としても、ホントに高速道路を無料にするのかが気がかりだ。それによる渋滞は甘んじて受けよう。しかし、その影で泣いてる者がいることを知らないとは言わせない。その者に救いの手を差し出さない政治であってはいけないハズだ。国が株主だから補助するけど民間は知らないでは、官による民間いじめに他ならない。是非とも民主党にはその対策を、漠然とではなく具体的に語って欲しい。

5年以内位には大幅な増税は避けられそうもない。20年前に福祉目的で始まった消費税なのに、福祉は削られる一方だ。それでもなお、福祉は免罪符とばかりに税をかけてくるだろう。
自民でも民主でも、結局我が暮らし楽にならざり、ってとこかな?

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2009年7月17日 (金)

高速道路割引

いろいろネットで捜してると、高速道路千円化に肯定的な意見も多い。肯定派の主張は「今の高速道路は高すぎる」というものだが、僕は時間、消費燃料などを考えればけして高すぎるとは思ってない。
だけど日本人は目先の金額にしか評価を見出せない民族だ。アクアライン3000円(通常)の15分より湾岸経由2000円の1時間を安いと感じる。「高いカネ払っただけのことはある」という気持ちは持てない。それはチップの文化も影響してるかもしれない。サービスはタダ、目に見えないものにカネを掛けるなんてあり得ない民族なのだろう。

1000円の影で消え行く航路がある。東京湾フェリーも週末だというのにガラガラらしい。昔は「次の便乗れるかなぁ」と心配しながらクルマを港へ進めたものだけど、今はそんな心配も不要となってしまった。
そういう話題に対して肯定派は「だったらフェリーも値下げすればいい」と安直に言う。中には「アクアライン毎日800円に対抗してクルマ1台(運転士1名込)で800円」などという始末。ほんと、何もわかってないバカとはこういう人のことを言うのか?
つまりは、800円や1000円の裏には補填があるってこと。そしてフェリーを800円にしたところで補填を約束してくれないってこと。少なくとも後者は間違いなく現実。営業政策割引をしたところで「それはオタクの勝手でしょ」といわれるのが落ちだ。障害者割引など公的割引ですら税補填がないことは意外と知られてない
もちろん、ここまで落ち込んだのであれば税金で補填があって然るべきだけど、800円を推し進めた知事からは何の発言もない。アクアラインさえ安くなればいいわけだ。フェリーを安くして客を増やそう、便数多くして待たずに乗れるダイヤを、そのために県税で補填する、なんて発言、期待するだけ野暮だよね。

結局はETC業界の罠にはめられ、一部の政治家がトクする構造の高速道路1000円。一応は時限立法だけど、どうせ時期が来れば「国民の賛同が大きい」と延長されるに決まってる(ただし自民党政権なら)。無料になるのかこのまま条件付1000円かはわからないけど、どちらにせよ今後の国民に税金として深く圧し掛かることは間違いなさそうだ。高速道路は受益者負担の考えがあってもいいと思うだけに(税金を使うのは一般道の高規格化で十分)、政治家も私利私欲に走らず国民目線で、国民も後世のことも考えて安易な賛同は控えるべきことだと考える。

はたして10年、いや5年後の日本はどうなってることか…。

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2009年7月15日 (水)

金券ショップにて

某所某金券ショップ。大手ではないと思う。最近オープンしたらしい。
20090715
ここでキラキラ号のツアー会員券を売っているけど、この店で往復を予約すると何パーセントだか割引になるとか書かれていた。
どこにも旅行業登録票が掲げてないんだけど、いいのかなぁ。と思いながらも奥の手はあるんだけどね。ちなみにこの店の名ではJATA、ANTAへの登録はなさそう…。会社組織は違う名前なのかもしれないけど。

でもいったいどういう手法で会員券の販売、そして予約を受け付けているのかな?

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2009年7月13日 (月)

三菱ふそうエアロキング

はとバス エアロキング 導入…観光タイプとしては初登場
2009年7月9日 
東京を中心に定期観光バスを展開するはとバスが新たに導入した3台の三菱ふそうトラック・バス ダブルデッカー『エアロキング』は、定期観光バスとして運行するのは初めてとなる。
昨年4月に「日本で唯一の2階建て大型高速路線バス 新型エアロキング『ハイウェイライナー』を新発売」というキャッチコピーで登場した同車は、最初の納入先となったジェイアール四国バスへの1台を皮切りに、西日本ジェイアールバス、ジェイアールバス関東へと次々と導入された。
これらJR系のエアロキングは、コンセプトどおりの都市間高速路線バスに充当されているが、今回はとバスの車両ラインナップに加わった3台は、初の定期観光バスとして登場したものだ。
三菱ふそうトラック・バスによれば、インテリアなどを除き、はとバス向けの独自のチューニングなどは施されていないという。

http://response.jp/issue/2009/0709/article127130_1.html

このタイトル・記事を読んで違和感があった。「あれ? はとバスのエアロキングって既にあったよなぁ」と。それがこれ。
20090713
2004年に新宿駅東口での撮影。だから「エアロキングが定期観光バスとして初」という表現にすごく違和感があった。画像のキングも貸切登録ではなく乗合登録の定期観光車両だし…。
しかし、よく読むとどうやら「“ハイウェイライナー”として製造したエアロキングが定期観光バスとして導入されるのは初」ということらしい。僕の読解力が足りないのか、記者がわかってないのか…。happy02

エアロキングは生産中止されたハズ。だけど国内唯一の2階建バス製造メーカー・三菱ふそうあてに、2階建バスのヘビーユーザー(どこか想像できますがcoldsweats01)の強力なプッシュの元に生産が再開されたという曰くつき。まあ、だからこそ「ハイウェイライナー」仕様での製造となったわけだろうが。

エアロキングはそのヘビーユーザー系のバス会社以外にも、この前事故った会社など数社で導入されている。年間生産25台ということのようだけど、高速バス仕様ということで今後も新たな導入会社が増えるのかな?

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2009年7月12日 (日)

小田急線新宿駅

もう昨日になったが、新宿へ出向いたあとのこと。小田急線改札がざわついているので何かと思えば、人身事故発生直後で電車が止まってると放送してる。生来の野次馬根性で覗いてみる。

事故から30分ほど経過してるらしく、「現在レスキュー隊が救出作業中」と案内。レスキューが出るくらいだからダメージ大きそう。命あったとしても腕や足がもげてると思う。
そんな思いはともかくなぜか電光表示は「渋沢~新松田間で強風を計測する表示があり列車に遅れ」と案内。ん?これはもっと前の出来事でしょ。そもそもこの書き方から察して表示だけで強風はなかったんじゃ? ホントに強風なら「強風のため」と表示するでしょ? ってことは早い話が「風速測定器の故障ため」? ん~、逃げ口上のような気がしてきた。
そんなことより、速報性に有利な電光表示が30分経ってもこれでは、せかっくの設備が泣くよ。ピンボケな案内しないで早く変えないと騒ぎ出すぞ~!と思った矢先に人身事故の表示に変わった。

そのあと振替乗車の様子を見る。最近は首都圏近郊の駅で振替輸送の仕組みを啓蒙するポスターがよく見られる。その中に「ICカードでは振替はできない」旨を喚起してる。初乗り運賃の確認だけで行き先を定めてないPASMOやSuicaでは輸送契約が不完全なわけで、そういった契約には振替乗車証は渡せないというわけだ。

で、お祭り大好きの僕は小田急線の3ヶ所の改札口を訪ねてみた。どこも人だかりができてるが、21時という時間だけにピークは過ぎてて予想以上に混雑はない。しかも皆黙ってく並んでる。西口地上改札口ではその数3~40人。ん~、小田急沿線住民は大人しいなぁ。
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南口に回る。ここも人だかりはある。ただ、内側も外側もそそくさと自分で判断して他線へ回る人が多い感じだ。南口は若い人が多いせいかもしれない。
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しかし、どちらかというと聞きたくても駅員がいないという状態に近い。実質的に客と応対してるのは2人しかいないのだ。これはいかがなものかと思う。

非常時にお客様が欲しいのは正確な情報と、自分はどうすればいいのか、である。お客様の個々の質問に答えるのは不可能だけど、情報を発する人のほかにできるだけ多くの人で対応しないとこなしきれない。それがわずか2人だ。実際、構内放送が時折流れる以外はまともな情報伝達すらなく、これが西口改札だったら混乱を招くに違いない。

このような状況がいいとはいえない。しかし、鉄道会社は非常時のために通常時から余分な人件費を払えない。人減らし政策の一環として自動改札機を導入した以上、人がいなくても仕方ないのだ。
利用する側も、余分な人件費を払わないからこそ今の低廉な運賃が実現できていると思うことだ。だから年に数度の人身事故ごときで苛立ちを表に出してはいけないのだ。
国鉄は何かと人余りと叩かれたけど、非常時には人海戦術でこなしていくことも少なくなかった。待機要員がいたからこそ、大雪や台風でも公共交通としての足を確保するために手早い対応ができてたと思う。
おそらく小田急線の駅なんか自動改札前よりは駅員の数は半減してるだろう。私鉄だからバイトさんも多かったと思うが、それでも頭数だ。非常時には役立つ。非常時になっていつも「昔だったら…」と思うことが少なくない。

年に数度の非常時のために人を確保する、その代わり運賃は上げる、のがいいのか。それとも万が一のときはゴメンネ、その代わり運賃はできるだけ抑えるから、というのがいいのか。交通機関でトラブルがあるといつも思うことである。

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2009年7月10日 (金)

神保町のB級グルメ

日本人の僕は寿司とカレーとラーメンが好きだ。「どこがだ?」といわれるかもしれないけど、寿司はともかくカレーもラーメンももはや日本の大衆食。それにインドにも中国にも日本のカレーやラーメンなんてないと聞く。まさしく日本流にアレンジされた「日本食」である。

寿司は回転寿司か立ち食い寿司にはよく行く。高級寿司屋はなかなか手が出ない。でも寿司の起源を辿れば立ち食いでチョチョッと摘まんでハイ、お愛想!というのが本来の食し方だろう。ま、貧乏人の僻みなんだけど…。(;ω;)
ラーメンもいろいろだが、僕はさっぱり系の醤油が好き。とんこつもいいけど、味噌と塩はおそらく一番食べない。野菜を摂るためにタンメンを頼むくらいかな。

さてカレー。チェーン店のカレーも少なくない。そしてなぜか最近はインド人?のカレー屋がにわかに多くなってきた気がする。たまに街へ出ると2~3軒の店が道行く人に割引券を配っている。なんでかな?

そんな中、神保町にあるこのカレー屋はB級グルメ派に知らない人はいない、知ってる人には超有名な店だ。

その名は「まんてん」
20090710
神保町交差点と水道橋駅の間の路地を少し入ったところにある。水道橋側からならこの看板が見えるので迷うことはない。神保町からは…時々振り向きながらこの看板を探せばいい。

なんでここがB級グルメなのか。なんの変哲もないカレー屋…と言ってしまえばそれまでだけど、なんせ今どき山手線の内側で500円以下でカレーが食える。それだけでなんかチョッと怪しいではないか。
さらに、トッピングが凄い。カツやコロッケ、ソーセージは当たり前。なぜかシュウマイなんてのもある。オマケにこれらトッピングを全部乗せて1000円という安さ。これを驚かずして何とする?
そして…食前に出される黒い液体。最初は誰もが戸惑うこの液体、なんてことはない、アイスコーヒーだ。
お味はというと…正直家庭のカレーそのもの。それが人気の秘密なのだろう。学生も多く、若いサラリーマンも顔を出し、「お母さんの味」といった感じか。カレーそのものは挽肉のカレーしかなくてビーフだチキンだ、やれ何をトッピングだと凝ったものはない。まさに我が家のカレーなのである。

肝心なカレーの画像がないんだけど、ネットで探れば腐るほど出ている。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%A6%E3%82%93%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC&lr=&aq=f&oq=

まあ、ここまではバスとはまったく関係ないが・・・実はバスと結構縁のある店だったりする。ま、その辺は適当に察して下さい。m(__)m

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2009年7月 7日 (火)

これも安いゆえのリスク?

事故被害者らHISを提訴 06年のトルコ・バス横転
2009年6月25日19時17分
トルコ中部で06年、日本人観光客1人が死亡し23人が負傷したバス事故で、事故の被害者8人が27日までに、ツアーを主催した旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)に慰謝料など計約1億2200万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こした。
訴状によると、被害者側は(1)当日のバス走行時間は9時間以上だったが、トルコ国内の道路交通法が定める代理運転手がいなかった(2)事故車両は必要な定期点検を受けず、運転手は旅客運送の免許もなかったなどの点が安全義務違反に当たるとしている。
HISは和解金(1人当たり15万~105万円)の支払い案を示したが原告側は拒否している。

http://www.asahi.com/national/update/0625/TKY200906250260.html

HISという会社は今や日本を代表する大手旅行会社に成長したけど、昔を振り返れば旅行業界のベンチャー企業であり革命児だった。それだけに異端児扱いされたりもするけど、海外格安航空券の取り扱いとなれば、もはやこの会社を抜きには語れない。
格安航空券販売のイメージが先行して他にどんなものを売ってるのか、正直、数年前まで気にも留めなかった。近年になってツアーも手掛けてると知ったが、調べれば20年近い実績がある。

そんな背景を前提に語ると、この事故も安いもののリスクだろと思う。安く仕入れられるということは何かを削っているのだ。それは蓋を開けたら2名乗務違反であり無免許運転だったということ。
もちろん、HISの担当者がそこまで知って仕入れてるとは思えない。でもトルコにバス会社は1社じゃあるまい。かつての共産圏では選択の余地がなく旅行会社の免責もあったけど、国が国ならそんなバス会社を選んだHISの責任を問われるのは必然。ランドオペレーター経由であっても、お客様との責任関係はHISにある。

行程そのものに無理があったとも言える。他の記事では600キロを9時間で走るとあった。高速道路でも走れ走れで息つく暇もない。ホントに観光旅行なの?すべて車窓じゃん。もっとも日本と道路事情が違うのかもしれないが、ふつうに考えれば添乗員が驚いて然るべき。ま「トルコジャアタリマエネ」といわれたらオシマイだけど…。

海外ツアーの行程を見てると、いかがわしいのがありすぎる。「ソウル2泊3日19800円」なんて…。2時間程度で行ける海外を3日間楽しめると思えば、1日目の飛行機は12~18時の指定時間内の結局は一番最後。到着は夜なのに無理矢理免税店経由でホテルへ。あとは寝るだけ。2日目はフリーながらも3日目の空港出発は朝8時。だからホテルは6時にチェックアウト。これでは前夜のお酒も楽しめない。実質1日なのにソウルに2泊した以上タイトルに偽りなし。いくら隣国の行きやすさを考えても、何度も行って「ちょっと買い物だけ」という人ならともかく、初の韓国旅行で安さに目を奪われこんなツアー申し込んだら目も当てられない。まさに安さものには裏があるだ。だけど実際には中身を見ずに申し込み、便名が決まってから、はたまた当日になってギャーギャー騒ぐ人が少なくないようだ。

HISのトルコツアーがどのような行程でパンフレットに出ていたかはわからない。でも、ちょっと調べれば、行程に無理があることもわかったかもしれない。ただ漠然と「トルコに行きたいから」と「トルコツアー」の文字に惹かれて申し込むのではなく、消費者も賢くならないといけないだろう。結局は自分を守るのは自分なのだ。

HISもダンマリを決めるのではなく、このような事故があったということは速やかにHP等に公表すべきだったのではないか。「自分の責任ではない」というなら、それを含め、会社の考え方を公開すべきだっただろう。

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2009年7月 4日 (土)

休日バス割引

3月に始まった高速道路の休日割引。普通車は都市部を除き最大1000円ということで、高速道路はメチャクチャ混んだ。最近の週末は多少落ち着いているが、来たる三連休ではまた同様のことが起きるだろう。
そのおかげでバスやトラックなど時間で動く商用車がとばっちりを受けた。会社の存続すら危ぶまれる会社も出てきた。実際、フェリー会社の中には会社を畳むところもあるのだ。
バスにも何か恩恵はないものかと考えたのはいうまでもない。環境に優しい電車・バスと謳いながらマイカー利用を促す政府の施策に疑問を持つ人は業界人だけではない。このままでは京都議定書を反故にし、環境よりも国民ウケを優先する政府与党のその場凌ぎの政策を笑うしかないが、なぜバスやトラックに恩恵がないのか、不思議に思うのも当然だろう。

そんな声を反映してか、やっと「休日バス割引」ができた。ところが、普通車の1000円に比べれば制約も大きければ割引もけして高くない。ま、多くのバス会社は大口多頻度割引などを使っているから、それは考慮すべきだろうけど。
割引内容は最大30%引。つまり「どこまで乗っても~」というわけにはいかない。長距離を走る、例えば西鉄の「はかた号」あたりなら5000円くらいで通行できれば相当差益が出るだろうけど、残念ながらそうは問屋が卸さないようだ。
また、事前申込制で車両も登録する必要がある。そのあたりは普通車のETCさえ付けていれば割引になるのとは大違い。手間暇かける必要がある。

そしてさらに、バス会社にとってトクにならないというのが最大のポイントだ。ネットでも公開されてるから誰でも見られる申請書を見て欲しい。http://www.driveplaza.com/etc/bus_discount/pdf/shinsei01.pdf
「割引還元内容」とあるように、最終的にお客様に還元せよということなのだ。このことでバス会社は相当頭を悩ませた。割引でバス会社はトクをせず、割引額は右から左へスルーしてしまう。
高速バスで5000円が3500円になっても、旅客1人当たりにすれば100円にも満たない。定員ベースで40人乗ってると37円程度だ。これをどうやってお客様に還元しろというのか。
最も簡単なのは運賃還元だけど、土日は50円安!なんてやっても2000円の運賃が1950円になって有難味を感じる人いる?
ならばジュースでも配るかと思うが、50円で仕入れる飲み物って…。
会社によっては飲み物をオマケに付けるとか菓子類をご自由にどうぞとするようだけど、ハッキリ言って手間ばかりかかって還元というには程遠い。そこまでして還元を強いる必要があるのかね。
そう思っていると、バス会社の集まりのときに「割引を受けずに還元しないのも選択肢の1つ」という風潮も出てきた。高速バスだって運賃に高速道路代は加味されてるし、貸切バスならもともとお客様負担だから痛くも痒くもない。「手間だけかかる割引ならしないほうが面倒でなくてよい」というわけだ。

還元内容は審査を受ける。具体的な手法に高速道路会社は口を出すことはないそうだけど、高速バスで1人当たり換算にすれ40~200円程度の世界で何をしていいのか、正直わからない。結局、聞いたところでは「他社の様子見」として6月中に申請した会社は数社にとどまっているらしい。
まあ、バス会社自身も「我々にも還元を」といった手前、何もしないのはいかがかと思うが、こんな内容になるとは思っても見なかった、というのがホンネだろう。高速道路会社が考えたとは思えない。バックにいる議員さんの影響力も強いんだろうね。

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2009年7月 1日 (水)

都内からkmタクシーが消える?

「国際自動車」違反で事業許可取り消しも
7月1日7時58分配信 産経新聞
「km」の通称で知られる大手タクシー会社「国際自動車」(東京都港区)が運転手に超過勤務を強いるなど道路運送法上の違反があったとして、関東運輸局が一般乗用旅客事業許可を取り消す可能性があることが30日、分かった。取り消されると最低2年間、同社は所有する約920台のタクシーやハイヤーを稼働させられなくなるという。
運輸局によると、2月に同社へ監査に入った際、業務日誌から乗務員の超過勤務が判明するなど複数の道路運送法上の違反が明らかになった。


以前にも話題にした国際自動車。バスも老舗ならタクシー・ハイヤー業界でも伝統のある大手中の大手である。そんな会社で蔓延していた過労防止違反につながる超過勤務。業界の過当競争がもたらした結果であろう。

過労防止違反は恥ずかしながらうちの会社でも指摘されたことはある。運転士の採用がままならず、仕業が埋められなくなった。監査を受けるとちゃんとそういうところだけは目に止まるらしく、それなりの処分は頂戴する。凡そ法令は遵守されてると褒めてはくれても、処分は処分でくるから堪らない。その後も運転士募集に傾注したおかげで「改善がうかがえる」としてそれ以上のお咎めはなかったが、やはり処分が公表されるのはいい気持ちはしない。

タクシー業界は詳しくないが、過当競争のあおりで収入確保のために過重労働を強いていたのではなかろうか。大手ですらこのような状況では零細企業は一体どんなものか。運輸局報などを目にすると次元の低い違反で処分される会社も少なくないが、このような過労防止違反は日常茶飯事で行われていると確信する。
もし国際自動車が処分を受けると、その影響度は大きい。都内のタクシー数が適正になると陰口を叩く人もいるが、これは他山の石ではない。逆に大手だからこれだけニュースになるのであって、零細企業はもっとひどい環境にあると思う。業界全体が襟を正すきっかけになることを望む。

ただ気になること。国際自動車は過去に指摘されていたにもかかわらず、改善を図った形跡がないといった報道もある。真実のほどはわからないが、業界最大手として、恥ずかしくない経営をしていたことだけは信じたい。

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