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2007年11月

2007年11月30日 (金)

頭をハネる

頭をハネる」という業界用語がある。バスの直前を別のバスが走ることだ。
同じ会社のバス同士なら特に問題はないが、これが別の会社同士となるとちょっと問題。それこそ血を見るような世界になるかもしれない。

近隣の業界ではある程度知られた話らしいが、利用者には運転士の対応がいいと評判の東京のK社。これがライバル会社に頭をハネられたとかで、終点に着くなりそのライバル会社の運転士の胸ぐらを掴んで喧嘩を売ったそうだ。おまけに相手の鼻の骨を折るほどに殴ったとかで、会社同士も険悪ムードらしい。

古い運転士の話を聞くと、そういう事態は昔の路線バスでは日常茶飯事だったという。取った取られた、抜いた抜かれたで客の奪い合い。前を走るバスは客を満載して後ろのバスは閑古鳥。乗せてナンボという昔気質の運転士にとっては面白くないわけで、そりゃ喧嘩になるわな。

腕のいい運転士は相手の頭をハネるように運転したという。信号でわざと引っかかって遅れ遅れで走る。すると後ろのバスが追いついてくる。追いつかれると普段どおりの走りになる。そして「うちの方が稼ぎがいい」となる。
しかし今の時代、運転士によっては「乗せないほうが楽でいい」なんて者もいるのは事実だ。会社としては面白くなかろうが、いい意味での運転士気質がいなくなったのは寂しいと感じる。

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2007年11月24日 (土)

へんな趣味?

  世の中にはへんな趣味を持ってる人がいる。趣味の分野の1つにコレクションというのがある。切手収集なんて昔流行ったけど、今はどうなんだろう?

「鉄」のコレクションといえばキップや部品収集で、バスの分野にもこれに類する人がいる。もっともバスマニアって鉄道から派生した人たちばかりだから、似たように人種がいてもおかしくない。

自分の場合、あまりコレクション趣味はないが、妙なものに凝り始めた。それがナンバープレート。さすがに取って集める代物ではないんで嵩張ることもなく助かるが、撮って集めている。
アチコチ出かけるといろんなナンバーに出くわす。各都道府県に最低1ヶ所は登録事務所があるので、まさに地域それぞれの“地元ならでは”のプレートを見られる。おまけに最近はご当地ナンバーなんてできたりして、ますます地域性が出てきた。

しかし、完全に地域ごとかといえばそうでもない。観光地へ行けばいろんなナンバーを見られる。北海道はレンタカーが縦横に走っていて、函館で北見ナンバーを見たこともある。九州もレンタカーが多く活躍している地域柄、結構広範囲のナンバーを見た。さすがに沖縄だけは内地では難しいと思いきや、浜松のコンビニに止まっているのを見た。もちろんカメラに収める。白ナンバーで統一しようと画策しているのに軽自動車だったのが残念だが、とりあえずはパチリ!
白ナンバーで統一というのは、軽自動車だと封印がないから。もちろん封印も収めるために後部しか撮っていない。緑ナンバーはどうも見向きがしない。仕事柄か?

全国に100以上ある(いくつあるんだ?)プレートを撮り終えるときは来るのか?
(画像は差し障りがないよう、レンタカーのものです。)01_5

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2007年11月19日 (月)

規制緩和後のタクシー

規制緩和の失敗例としてバスとタクシーは顕著だといわれる。当初は「サービスによる競争を促し資質向上を図る」なんて言われたが、今の時代はサービス=安価であり、安価以上のサービスはないとさえ思われてる節がある。

利用者が安く上がる=事業者は収入が減る、は当たり前のこと。誰もこの式に気付かなかったわけはあるまい。「選ばれる企業に」なんていっても、バスは決まった会社しか走ってないしタクシーも流しをつかまえる人がほとんどだ。タクシー乗り場では順番に乗り込み、選んで乗る人なんかいない。特に都心部は電話で呼び出すなんて、ほんの一握りの富裕層くらいだろう。
その結果、事業者は数をこなして収入を得ないといけない。それはタクシーなら数や距離を稼ぐことであり、労働者個人としては仕事をいっぱいすることだ。そして過労問題が発生する。

先日の新聞に、タクシードライバーの待遇改善を理由とした運賃値上げに対する声が載っていた。「企業努力が足りない」というが、これ以上、何を削れというのか。何をしろというのか。年収300万円にも満たないドライバーが珍しくないこの業界を、その声の主は知っているのか。
そりゃ1日4~5時間しか働かないでこの金額なら文句もない。でもタクシードライバーの基本は1昼夜夜通し勤務で、普通に考えても1日平均7~8時間働き、夜勤分も考慮すれば到底うなずける数字ではない。せめて最低400万、平均500万円は当たり前だろう。人の命を預る商売と思えばもっと高くてもいい。

どうも同じ人を輸送する商売でも 飛行機>鉄道>バス>タクシー の順で優劣を付けられているようだ。
ちなみに船舶はどのへんだ? 鉄道よりは上だろうが、飛行機よりは・・・?

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2007年11月18日 (日)

バス停あれこれ

バス停にも種類がある。昔のイメージだと、直径5センチ位のパイプ管の上部に、丸い板に停留所名を書いて付け、その下部には時刻表を付けているというものだ。今でも地図に書かれるバス停記号はそんな風である。これをダルマ型と呼ぶ。
今はある程度進化して電照式も多いが、さすがにカネがかかるので全停留所をそうはできない。バスを運転する側にとれば夜間も位置がわかりやすくていいのだが。
2面式というタイプが今の主流だろうか。白百合型ともいう、テニスのラケットを伸ばしたようなタイプだ。

でも田舎に行くとダルマ型もまだまだ健在だし、ダルマ型でもあればいい、という地区もある。なんと1本があるだけのバス停だ。杭に停留所名や時刻らしきものが書かれている。もちろん地元の人しか使わない(地元の人すら使わない?)ような辺鄙な地区なのだが、そんなバス停もある。

あちこち旅していると面白いバス停に出会うものだ。それも楽しみの1つ。

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2007年11月16日 (金)

旅行会社との力関係

あずみ野観光バス(現ダイヤモンドバス)の事故で、旅行会社の買い叩きの実態が少しは明るみに出た。安価で受けるバス会社もバス会社だが、結局は日銭稼ぎで受けざるを得ない。「これでやらなきゃ他あたるよ」との脅迫めいた旅行会社の一言もある。特に観光バスしか収入源のない専業会社(これに対して路線バスもやっている会社を兼業会社という)は断れば収入はゼロ、それでも固定費はかかるから実質マイナス。それなら少しでもマイナスを減らそうと受けてしまう。

秋は観光バスの繁忙期。バス会社も大手を振って高く売ることができる。とはいえいわゆる公示運賃にやっと届く程度で、繁忙期と閑散期とは倍以上の開きがあるのが実態だ。つまり本音と建前がいかに差があるかということ、そして閑散期がいかに安く売られているかということである。
なのにこの時期に安くしか売れないバス会社もある。大手旅行会社に牛耳られた零細のバス会社だ。旅行会社は客の予算がないとか理由をつけて安く買おうとする。「イヤなら他をあたるよ」の一言で零細バス会社は受けざるを得ない。ここで断ると閑散期に仕事をくれないからだ。逆に閑散期にいかに仕事をもうらかのために零細バス会社は繁忙期も安い仕事に苦労させられている。
よく言えば旅行会社とバス会社のギブアンドテイクの関係だが、どう考えても旅行会社主導型でバス代金が決まっている図式だ。バス代金はそれぞれのバス会社が届け出た運賃で取引されて当然であり、旅行会社が決めるものではないはず。どこか履き違えている旅行会社が多すぎる。

ちなみにバスを頼むときは旅行会社よりバス会社直接のほうがいい。旅行会社に頼むと直前までバス会社が決まらなかったり、さらにはバス代金に下駄を履かれる。つまり、バス会社から10万円で仕入れたバスをお客様には12万円で売るということだ。たしかにそこに利益が生じなければ旅行会社もやっていけない。バス会社が旅行会社に払う斡旋手数料だけでは成り立たないから仕方ないけど、やはり使う立場になれば安く使いたい。だったらバス会社直接に越したことはない。旅行会社ほどの知識は手腕はないかもしれないけど、(ある程度の規模の)バス会社は旅行業もやっていて、宿や食事の手配、コース作成もしてくれるから、一括して頼んだほうがいいだろう。

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2007年11月15日 (木)

出入庫系統

車庫から始発停留所まで回送で行く場合と営業で行く場合とある。回送は時刻表に載らないが、営業は載せてる。これが仇になることがある。もちろん営業だから時刻表どおりに走らねばならない。遅延はともかく早発はもってのほか。運輸規則にも早発の禁止は謳われている。

では回送と営業の区別はどこでしてるのか。
うちの会社はほとんど回送だ。「どうせ走ってるなら乗せて」という声は百も承知。営業で走っても所要時間は5分と違わず、利便性を考えれば営業したい。でも、早発せざるを得ない、あるいは運休せざるを得ないことがあり、時刻表に載らない回送にしている。

車庫~始発・終点停留所の系統を「出入庫系統」と呼ぶ。言葉は悪いが、多くの事業者はこの系統を「ついで」に営業している。(正規の営業系統の場合もある。) 「どうせ走ってるから」少しでも乗っていただこうという配慮で、別の意味では日銭稼ぎのみみっちい魂胆だ。(^^)
しかし、時刻表に載せたからには走らないわけにはいかない。逆に「走らないことがあるの?」というとYESである。つまり車庫に帰らない。
運転士だって人の子。機械じゃあるまいし働き通しでは身が持たない。トイレも行けばメシも食う。そのために車庫に帰るが、遅れがひどいと車庫に帰れない。戻ると次の時間に間に合わない。だったら出先で休んじまえ、となる。うちの場合は主要駅前や引返場に休憩施設があってそこで休む。そうすると入庫と出庫の1本ずつが運休となる。回送なら元々時刻表にないから影響ない。

早発もある。出庫のとき、「今日は始発の**駅まで渋滞で普段の倍かかるよ」て聞けば早めに出庫する。通常10分のところ20分かかるなら、10分早めに出てしまうわけだ。出入庫系統の利用者は微々たるもので、ほんの数名の利用者のために何十人といる本系統のお客様(その後ずっととなれば何百人)に迷惑かけないように努める。これが出庫時も時刻表にあれば早く出られない。

出入庫系統は以前は時刻表に載せていた。しかし宅地化や商業施設の開店、道路整備などが進み交通量も増えた。そのため時刻表どおり走れないことが頻発し苦情もいただいた。やむなく、遅れようのない朝一番と夜遅くを除いて営業をやめた。少しでも利便性をという配慮で営業していたものが、環境の変化で対応しきれなくなったわけだ。

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2007年11月14日 (水)

雨が降るとバスは遅れるものである。道路状況が晴天時とは違うから仕方ない。
でもバスを待つ身になればそれは「バス会社の都合」だという。雨の日でも遅れずに走れということらしい。それができるのは神様ぐらいだろう。

遅れがひどくなればそれなりの対応はする。臨時便を出して少しでも待たせないように努めているが、車庫が主要道路に面していると、車庫から出るのに30分かかるなんてこともある。誰も譲ってくれない。譲ってくれる人が神様に見える。
臨時便も無闇と出せない。空いている車両と運転士がいなければ無理だ。休憩中の運転士に走ってもらいたくても、いつ戻れるかわからず、本番のダイヤに影響させられないからそれは不可能。待ってる人にはそれこそ「バス会社の都合」だろうけど、逆にもう一方の路線を使う人にとれば迷惑千万。遅れてる路線なんかどうでもいい、なんで自分がその被害を受けなくちゃ…となる。

ならば遊軍の運転士を構えさせればいい。遅れたとき用の特別機動隊。あっちの路線、こっちの路線と次々と出動していく。ま、これが理想だろうけど、そんなことしたらとても今の運賃では賄えない。なんせバスは労働集約型産業。人件費率が60~80%を占め(とある公営バスは120%、つまり運賃収入で人件費を賄えないとか)、それこそ余分に人を抱えられず、車両も何十台と余分に必要となる。そこまでして待たせないこと、これはCSなんだろうけど、する必要があるのかどうかは疑問だ。

もちろん雨ばかりを理由にしてはいけないが、公道を走るバスゆえの遅れは享受してもらいたいものだとつくづく思う。

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2007年11月12日 (月)

ベビーカー

最近の都市部の鉄道ではベビーカーでの乗車を認めるようになった。それが波及してバスにも畳まずに乗れるようにしているところが現れた。子を持つ親の身になれば、かさばる荷物と子供を抱えて乗っていた今までと比べて、はるかに乗りやすくなった。

一度認めたお客様への規制緩和は、えてして過大解釈になる。ベビーカーを畳まずに乗っていいという権利を前面に掲げ、「広げていいんだから構わないでしょ」という自己中心的な感覚がはびこってきた。つまりは「混雑時は畳んで乗れ」という注意文なんかどこかやら、「広げたまま乗っていい」の部分だけが世の親達の免罪符となっているかのようだ。

今日もとある電車とバスを乗り継いだ。昼下がりでベビーカーも乗り合わせた。バスは立ち客もいる賑わい。ギューギュー詰めというほどではないが、程よく肩が触れ合う程度だ。そんな中にベビーカーが乗ってくれば状況は察しがつく。案の定、乗降にはかなり不便を強いられた。親は席に座れたのだから、せめて子供は膝の上に乗せ、ベビーカーは畳んで欲しい。
電車はさらにひどい。3歳くらいの子供は立たせベビーカーは荷物置き場。バス以上の混雑振りの中を子供は泣き叫ぶ。子供は仕方なくても、それほど大きな荷物でもなし、荷物はコンパクトにまとめて背負うなどして畳んで欲しい。
そもそも子供を乗せてないなら畳めよ!
そのまま乗せることを認めてからは、親の荷物もそこそこ大きくなったような気がする。畳まねばならない状況があるかもしれない、という前提で荷造りをして出かけて欲しい。

それと一番気になるのは、広げていることによる事故が多いこと。東京・山手線だったかであったドア挟みの事故もそうだ。ベビーカーが免罪符になっているわけではないことは肝に銘じて欲しい。

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2007年11月 9日 (金)

車窓の風景

車窓の風景でいくつか印象に残る路線がある。
その1つが三重県の伊勢奥津駅から名張駅へ抜ける三重交通の車窓。のどかな田園風景を走るバスがすごく脳に焼き付いている。山の中から出てきて盆地一面に広がる田畑の中の1本道を行く路線バス。かなり前のことなのでバス路線が存続しているかも疑問だし、風景も相当変わってしまったと予想するが、もう一度乗ってみたい路線ではある。

もう1つは知床半島。ウトロを夕方に出る斜里行きのバス。右の車窓には一面に広がるオホーツクの海。そこに沈む夕日が今でも眼に浮かぶ。松山千春の歌に「静かに沈む夕陽、オホーツクの海に~」(JASRAC未認証)というフレーズがある。「東にあるオホーツク海でなんで夕陽が見られるの? バカボンじゃあるまいし」と思ったものだが、知床半島が北東へ延びているため、十分にオホーツク海に沈む夕陽が見られるのだった。歌に間違いはなし。

全国いくつものバス路線に乗っているが、それぞれに印象に残る風景に出会えるのが嬉しい。

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2007年11月 8日 (木)

アダプターが壊れた

パソコンのACアダプターが壊れた。
何かと持ち運びができるように家でもノートパソコンを使ってるが、部屋で固定して使っていないからパソコン本体との接続部が常にぐるぐる動き回ってしまう。そのためこの部分が断線したようだ。電気の通りが悪くなって通電してくれない。騙し騙し使っていたけどついにプッツンした。最後の日は充電切れまで数パーセントのところで使うのを控えた。何かあっても立ち上げだけはできるように。
仕方なく買った店でアダプターを探す。既に買って2年経過したから売られている機種ではないけど、同じメーカーの違う機種に使える汎用メーカー製なら簡単に見つかると思 ったら大間違い。どうも買ったのがレアな機種らしく、他のシリーズに使えるのはあるのに、なぜか自分のパソコンに適用と書かれたものがないのだ。

結局、純正を店に取り寄せてもらった。純正だから少し高いけど、まぁ安心料といったところか。このメーカー、今はノートパソコンに力を入れていないようなので、今度壊れたら手に入らないかもしれない。大事に使わないと。2度クラッシュさせた身には、もう再インストール(さらに1度はリカバリも)の憂い眼には遭いたくないのだ。

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2007年11月 6日 (火)

JAL

Pa210016

神奈川県海老名市へ行った。とある幼稚園の園庭にある遊戯施設。飛行機をかたどったジャングルジム?というか滑り台だな。先代のJALの鶴マークもなんとも懐かしい。

ずっとずっと残して欲しいけど、最近の遊び道具の危険性やらなんやらで、壊されないことを祈るばかり。

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2007年11月 4日 (日)

バス停

バス停はバスの乗降場所だ。私の家の近くでは徒歩1分程度のところにあるので非常に便利といえる。昔は10秒足らずのところにもあったが、路線が廃止されてしまった。残念。
でも近ければいいという問題でもない。自分の家の前にあったら・・・やはり気持ちがよくないだろう。毎日のように、待ってる人に覗かれる気がする。

バス停を設置するのに一番厄介なのは設置場所。道路に立てるには道路を管理する国や都道府県、市区町村に許可さえ取ればOK。でも普通はその前の家にも承諾を取る。すんなり了承してくれるのは稀だという。「バスが通って便利になるのはいいけどバス停は御免」の意見がほとんどだ。まるでゴミ捨て場や原発だ。それが請願により走る路線や停留所設置でも同じこと。必要悪な存在か。

ずっと昔から立ってる停留所でも、住んでいる人が変わると「どかしてくれ」なんて要望もあるようだ。先住権なんかあったものではない。でも「どかせ」という人はまだいい。いつの間にか数メートル移動していたり、なくなっていたりすることもある。毎日のように動いている停留所もあった。そこまでしたいのか!

最終的にどちらかが折れるしかないのだが、そういう点ではバス会社の立場は弱いね。小さくても看板背負ってる会社だし。
だけどどこかでバス会社も押し切らないと、起点の次は終点です、ってことになってしまう。

あ~、バスなんか必要ないんだろうなぁ。

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2007年11月 3日 (土)

ぷらっとこだま

鉄道の話題。
「ぷらっとこだま」というキップがある。東海道新幹線のこだま号を使った格安券だ。元々は比較的空いてるこだま号の起死回生策のようで、そのおかげかこだま号も乗車率がいいようだ。ただこの現象はのぞみ号ばかりで途中駅停車のひかり号が減った影響があるかも。

厳密には「ぷらっとこだま」は旅行商品だ。JR東海ツアーズという会社の企画旅行で、「1名から催行・添乗員なし」のツアーである。その点では昨今騒がれる都市間ツアーバスと同類かな。運送手段に定期便を利用するかチャーター便を利用するかの違いくらいだろう。

この「ぷらっとこだま」、企画旅行として発売する割には企画旅行約款より旅客に不利な条項を加えている。「手前の駅で下車したら全額運賃・料金を取る」というのだ。一般的な企画旅行約款は旅行を一時的に逸脱すること、前途を放棄することは認めている。「当社の承諾を得て」など制約はあっても、前途放棄を認めないツアーを私は知らない。

また、この企画旅行を発売するのは旅行会社のJR東海ツアーズでも、実際に改札するのはJR東海という鉄道会社だ。2社間に業務請負契約があるのか不明だが、改札や「途中で降りられないよ」という旅行業取引に絡む応対をするのは、鉄道会社がすべきことではない。仮に請け負っていても、旅行業取引であることを明確にしないうちはできないはずだ。

どうもグレーなきっぷである。

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2007年11月 2日 (金)

ノンステップバス

ノンステップバスは文字どおりステップ、つまり段差がないバスだ。出入口のドアから室内までフラットなので、特に老人や車椅子の人たちに配慮した設計といわれる。

しかし、バスもエンジンを積んで走る車だから、エンジンのある車両後部は床面を高くする必要がある。エンジンを屋根上に置くわけにもいかず、結局は段差が必要だ。さらに、室内にはタイヤハウスがデ~ンと構えている。最終的にフラットな床面は限りがあるだろう。

そうなると、ノンステップバスが本当に老人や車椅子に配慮してるのか疑問だ。乗降のたびにステップを使うが室内がフラットな従来のバスと、乗降は楽だが室内が段差だらけのバスと。特に前輪上の席はヨッコラショと昇らないといけない。老人に限ってそういう席を好むから尚更厄介だ。「ノンステップバスは座席が少ない」との指摘もある。確かに着席チャンスを減らしてる。

健常者にとってもけしてプラスではない。後部の段差がネックで後部に詰めたがらない。前乗り制のバスでは、後部はガラガラでも前が詰まっていて次の人を乗せられない。詰めてとお願いしてもダメだ。大型バスの定員は70名ほどだが、何もしなければ50名程度で終わってしまう。乗れるのに乗れないでバスが通過してしまう。

ノンステップバスを喜んでいるのは車椅子利用者だけと聞いたことがある。この人たちは例えスロープがあってもワンステップという、1段だけステップがある(室内の床面積も広い)バスは認めない風潮がある。あくまでもノンステップでなければならないそうだ。とある福祉関係の人は「とにかく障害者の言うとおりに動いていれば、騒がれて無駄な時間を費やされることはない」といった。ん~、言い得て妙だな。

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