議員定数削減より…
先日の朝日新聞の社説。「議員の歳費-2割削ってみせよ」と題して書かれていた。民主党執行部の言う「身を切る改革」とは、議員の皆が少しでも削るのではなく議員になる人を削ることで、議員の立場にいる人は何も削らずに済ませようということだ。岡田副総理は議員歳費のカットを提言しているにもかかわらず、である。
当たり前のことだと思う。国会議員の数が国民の数に比して多いか少ないか、世界中の国々との比較しても各国の事情があるから判断は難しい。しかし、今の1つのエリアで数人の議員を選ぶ限り、おのずとその数は多くなってしまうだろうから、衆参合わせて700人規模はやむを得ないと考える。平均すれば1都道府県当たり15人ではないか。
議員数が減れば1人の議員の声が大きくなる。極端な話が国会議員が1人だけなら、すべてがその人の思いどおりだ。いろんな意見が集まるからこそ会議としての意義がある。もちろん、そう単純な問題ではないのだろうけど。
議員の職に金がかかるのは承知している。今でも足りないという声はあるだろう。しかし、今の庶民は、例え足りなくてもその収入の範囲内で切り盛りしようとしてるわけで、そういう庶民感覚(桁は違うけど)を考えようとしないからこそ、「議員になったからには金はたっぷり貰うぞ」という発想なのだろう。
今、定数カットを叫ぶ人は、おそらく議員の立場に安泰としていられる人ではないか。それなりの地位にいれば比例区では名簿順位も高くて当選は確実なのだろう。逆に1年生議員などまだ身分不安定の人は2割カットでも「議員の立場にしがみついて…」「議員としてもっとやるべきことをしていくんだ」という志の人も多いかもしれない。
同じ2割カットなら、総数を減らさず、経費だけ減らすべきだと思う。そうしないと小さな声が抹殺されかねない。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)










最近のコメント